
2025年6月に中途入社。 前職では地元の長野県でプロのバレーボール選手として活躍。 最後のシーズンでチームのために自分ができることをやり尽くし、新たな「社会人」というステージに挑戦。 右も左も分からない社会人生活において、これまでの自分では通用しないことを痛感しながら、日々自分と向き合い続けている白石さんに3か月間の葛藤を伺いました。
どんな社会人になりたいかを考えたときに浮かんだのが、これまで自分を支えてくれた大人たちのように「相談される人」になることでした。
ただ、転職活動中に出会った多くの会社は、成果や売上を重視するスタンスで、どこか自分の目指す像とはズレを感じていたんです。
そんな中で出会ったのがカインド・メディカル。ここでは「人として成長すること」が仕事の軸になっていて、まさに自分が目指したい姿に近いと感じました。
選考では、社員さんが型通りの質問ではなく、会話を通して私の考えや言葉にならない部分まで汲み取ってくれて、「こういうことかな?」と理解を示してくれたり、今の課題に対してアドバイスまでくれたりしました。
このような対話ができる環境なら、自分も“相談される人”に近づけると思えたし、ここでなら本質的な成長ができると感じて、入社を決めました。
「簡単じゃない」——これが率直な感想です。
バレーボールをしていた頃は、指示を受けて感覚的に動けば、ある程度できてしまうことが多かったんです。でも仕事では、その“なんとなく”が通用しない。
資料作成1つ取っても、自分なりに仕上げたつもりが、すべてやり直し。内容も様式も上司の求めていたものとはかけ離れていました。
「なんとかなるだろう」という甘い思考では通用しない。自分のこれまでのやり方では限界があると痛感しました。
ーーどんな壁にぶつかっていたんですか?
これまでは、自分で考えてやってみればある程度できていたため、「できているのが当たり前」「、できないのは悪」だと思い込んでいました。
でもカインドの仕事では、自分なりに考えて行動したつもりでもズレていたり、意識していなかった部分で指摘を受けることが多く、何ができていて何ができていないのかが分からず混乱しました。
自分の頭の中だけで判断していたため、外からのフィードバックをうまく受け止められず、「指摘される=悪いこと」と感じてしまい、できない自分を受け入れるのがとても苦しかったです。
先輩が時間を取ってくれて、自分の状況を言葉にする中で気づいたのは、そもそも“相手の目的”を考えずに動いていたことです。
これまでの自分の中だけで解釈した「言われたことをやる」ことに集中していて、「何のためにやるか」を考える習慣がなかったんです。
冒頭にお話した資料作成のやり直しの際、先輩はまず資料を作る上で必要な10項目を明確にしてくれました。さらに、それぞれの項目に評価基準を設けてフィードバックをもらいやすくしてくれました。そのプロセスを見て、「仕事ってこうやって組み立てるんだ」と初めて理解できました。
今では、仕事を始める前に目的を整理し、必要な項目を洗い出し、先輩に確認してもらうという“仕事の進め方の型”を自分の中に持てるようになりました。
この型があることで、業務の精度も上がり、改善のサイクルも回るようになってきています。
失敗や指摘も、目的に照らして振り返ることで次につながる学びになる。 以前は「できない自分=ダメな自分」と思い込んでいましたが、今は「目的に対して何が足りないか」を冷静に見られるようになりました。
はい、そうだと思います。
カインド・メディカルが掲げる「人間的成長」とは、単に精神的に成熟することではなく、どこに行っても通用する“成果につながる仕事の型”を身につけることだと、今は実感しています。
この型を身につける過程で、自分の思考や行動が整理され、再現性のある成果につながるようになってきました。
今は、看護師のヒアリングに向けたロールプレイングに取り組んでいて、今月中の合格を目指しています。 そのためにも、目的把握→目標立て→必要な項目出し→基準設定と確認——この型をベースに、着実に進めていきたいです。
壁にぶつかる怖さはまだありますが、挑戦して失敗できる今だからこそ、トライする価値があると思っています。 そしてこの型を磨いていくことで、相手の意図を正しく理解し、的確に応えられる“相談される人”に近づいていきたいです。
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